『フェレフェレ☆ま〜ぶる』と『赤プリン』の≪ママたん≫こと、「あいだま」さんが、 『フェレフェレ☆ま〜ぶる』リメイク第1巻製本版を御購入くださいまして。 写真とレポートを送ってくださいました。 製本版の状態が写真で確認できて、とても分かりやすいので、 こちらでもご紹介したいと思います。 |
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この製本版は、【A5判】で教科書と同じサイズです。 本を持つ手が女性のものなので、書籍が大きい印象を受けます。 男性の手で持った写真になってると、また印象が違うかもです。 ちなみに、書籍の後ろでピースサインを送っているのは、 『赤プリン』主人公のソゥちゃんです。 幼稚園児となって、赤ちゃんではなくなってます♪ |
【製本版A5判】の大きさが分かりやすいように、比較対象として 手を添えて撮影してくださっています。 「教科書」サイズと言われても、学校通いしてる人じゃないと ピンと来ませんけども。手が一つ写ったこの写真を見れば、現物を手に しなくても、大体の大きさはイメージ出来ますね。 電子書籍版の色合いと、ほとんど変わらず印刷されてると思います。 (雑誌だと、原画と随分違ってる事があったんですけど、この製本版は 原画の色がそのまま再現されてる気がします。) 製本の表紙は「普通紙」と「光沢紙」の二種類があったのですが、 光沢紙にすると原価が100円上がっちゃうので、マズイかな、と。 で、販売価格を抑えるために、普通紙で発注しています。 光沢紙にすると、コミックスや新書版のカバーがキラキラ光る仕上がりに なってたりしますけど、多分そんな感じになってたんでしょうね。 作者は、そんなキラキラしてなくても、素朴に落ち着いてた表紙も悪くない と思うんですけど。 皆さんは、どう感じられたでしょうか? |
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本の表紙と裏表紙が見えるように、開いてくださいました。 すると、本棚に収納した時に見える「背表紙」も写ってる訳ですけど、 ここに何も書かれてない事に気づかれましたでしょうか?。。 そう。この『フェレフェレ☆ま〜ぶる』リメイク第1巻製本版には、 この様に、背表紙にタイトルが入っていないんです。。 この本は総ページ数56+表紙分の厚みしかない書籍なので、 背表紙にタイトル入れるだけの幅がないっていうのもありますけど。 実を言うと、これは作者がタイトルを入れ忘れただけです。。 スミマセン。。 本当は、幅がいくら狭くても、工夫して、ちゃんとタイトルと作者名は 入れておきたかったですねぇ。。 本棚に本を収納する人からすれば、背表紙にタイトルがないと、 何の本かすぐに分らないって問題が出て来ますもんね。。。 この『フェレフェレ☆ま〜ぶる』リメイク第1巻製本版は 作者の製本出版・第一号作品となりましたけど、この背表紙は、 「あぁ、失敗したなぁ・・・。。( ̄ロ ̄lll)」と悔いが残る箇所になってます。。 |
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本を開いてみると、中身は、こんな感じですね。 作者的には、思ってたよりも、原稿の上下左右が大きくカットされて いました。。 製本は、印刷機で用紙に印刷した後に、所定のサイズでチョキンと 寸断(カット)されるんですけど。 その寸断幅は、作者のパソコンで確認してたのよりも、やや大きい。。 他にも作者的に細かい所で気になる所はあるんですけど、やっぱり、 実際に刷り上がってみないとこれは分らないものだなと思いました。。 物作りは、拘るほどに難しくなるものですね。。 作者は、雑誌で漫画連載してた頃から、いわゆる「タチキリ」っていう、 漫画のコマワクからはみ出して絵を描く事を好んでやってたんですよね。 コマのワクは、「絵や文字がこの中に収まっていれば、製本された時は 綺麗に見えますよ」って目安なんですけど。 そのワクの中だけで描いてると、製本された時に、凄くこじんまりした印象 になっちゃったりしてて、それが嫌だなって気持ちがあったんです。 |
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それで、逆に、ワクから はみ出して描いてれば、製本された時に 絵がグンと大きく見えて、読んでる時に勢いを感じるなっていうのがあって。 それで、結果的に、絵の余白を極力減らす方向で原稿作ってたりした のもありまして・・・。。 でも、この製本版の仕上がりを見てみると、ちょっとやり過ぎたかなって 気もしますねぇ。。 その一方で、「こういうのもアリかも♪」って真逆の事思ってる自分も いたりはするのですが。。 「ちょっと読みづらいかな。」って読む人が感じられたら、それはマズイ。。 「お客様は神様です。」と言われた方もいらっしゃいましたが、それは ある意味では真理で。 書籍などは、やっぱり、「購入した人の私物」になる訳ですから、 購入した人が納得出来るものでなきゃいけませんからね。 でも、お客さんに媚びる方向でやっちゃうと、かえって気に入ってもらえない ものに仕上がってしまう事もよくありますし。 やっぱり、作り手が冒険しなくちゃいけない面もあり。 この辺のバランスも、なかなか難しい所ではあります。。 |